この度当クリニックでは、今回のコロナウイルス感染に対する医療開発に協力して、過去クリニックで撮影された肺炎や異常の無い胸CT写真を、個人が特定できない形にして、コロナ肺炎の患者さんの写真との比較により、AIによる診断装置の開発に参画します。
患者さまへの侵襲や介入がなく個人が特定できない情報のみを用いる研究は、国が定めた指針「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、対象となる患者さま全員の方から個別に、直接同意を得る必要がありませんが、研究に関する情報を公開し、さらに拒否の機会を保証することが必要とされています。これを「オプトアウト」と言います。
オプトアウトを行っている臨床研究は以下の通りです。研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている事務受付担当者までお知らせください。研究への参加を拒否された場合でも、診療へ与える影響は一切ありませんし、不利益を受けることはありません。
CT画像診断装置用プログラム InferRead CT Pneumonia の Computer Aid Diagnosis (CAD)
性能試験
AIによるCT画像診断で新型コロナウイルスによる肺病変とその他の識別鑑別能力が
臨床的に利用できるかを検討します。
東都クリニックに令和元年4月1日から令和2年3月31日までに来院した患者さまの胸部CT
画像を用います。
専門医とAIによる肺炎および正常のCT画像の診断結果を比較検討します。
なお、匿名化された画像は本解析のみに使用されますが、解析の結果再解析が必要になった
場合、再度利用される場合があります。
本研究では、患者個人情報(住所、氏名、生年月日等)は削除され匿名化されます。胸部CT
写真以外の資料は用いられません。